川西市 介護保険住宅改修工事
2025/11/17
歩行器でも安心して出入りを。玄関扉の勝手変更+段差解消スロープで、毎日の「行ってきます」をやさしく(川西市)
ご高齢のご夫婦から、「歩行器や杖を使うので、玄関の出入りが少し不安なんです」とご相談をいただきました。
毎日の「行ってきます」と「ただいま」を、もっと安心して過ごしていただけるように、今回は 玄関扉の勝手変更(カバー工法)と段差解消スロープの改修をさせていただきました🍀
今回のご相談と現状
- 従来の動線:道路 → 門扉 → 2段上がりのポーチで、段差の負担が大きい。
- 現在は駐車場側(1段上がり)の動線を主にご利用。
- 玄関扉が右勝手のため、開扉時に動線をふさぎ、歩行器に干渉してしまう。
- 扉を避けても、すぐに1段下がるため、外出のたびにヒヤッとする場面がある。
左が現況、右が改修後でスロープにより動線が素直になる。
ご提案の考え方(引き戸か、勝手変更の開き戸か)
玄関のバリアフリーといえば、引き戸への改修は一般的で審査も通りやすい工法です。
ただ、引き戸は戸が引き込まれる側に壁面スペースが必要で、通路幅が狭くなることがあります。
今回の現場は、通行スペースの確保と使い勝手を丁寧に検討した結果、お客様のご希望も踏まえて、開き戸のまま勝手を右→左に変更する方法を採用しました。
これにより、扉が動線側へ張り出さず、歩行器を押したままスムーズに出入りできるようになります。
改修内容
- 段差解消スロープ(RC・刷毛引き仕上げ)
ポーチ端部にコンクリートのスロープを新設。雨の日も滑りにくい刷毛引きで仕上げています。
勾配は歩行器の操作性を考慮し設計しました。 - 玄関扉の勝手変更(右→左/カバー工法)
既存枠を活かすカバー工法で施工し、扉が動線を遮らない開閉方向に。
可動域や干渉物(ポスト・ポール・雨樋)を現地で一つずつ確認し、開閉の軽さも実使用でチェックしました。
施工のようす
改修後の変化
- 動線を遮らず、歩行器を持ち替えずに出入りが可能に。
- 段差で立ち止まる時間が減り、外出前のヒヤッと感が軽減されました。
- 介助の場面でも、「支える」から「見守る」へ。毎日の外出がやさしくなりました。
介護保険の活用について
本件はご夫婦それぞれで川西市の住宅改修費を申請し、
① 段差解消スロープ、② 玄関扉の勝手変更(カバー工法)を実施しました。
小さな不安を一つずつ減らして、毎日が少しでもやさしくなりますように。
バリアフリー改修・介護リフォームのご相談は、笹田工務店までお気軽にどうぞ☺️
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